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虫歯予防歯磨き粉

2022年8月29日 (月)

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食事中、口の中では虫歯菌が作り出した酸によって歯の表面からカルシウムやリン酸が溶け出てしまう「脱灰」と、「脱灰」によって溶け出したカルシウムやリン酸が唾液によって再び歯に取り込まれ歯が元に戻る「再石灰化」が繰り返されています。

食後など磨き残し(プラーク)がある状態が続くと「脱灰」の状態が続いてしまいバランスが崩れ虫歯になります。「虫歯になりにくい口」を目指すには脱灰の抑制や再石灰化を促すことが大切なのです。

 

そこでいくつか虫歯予防歯磨き粉を選ぶときに注目するとよい成分、ポイントをお伝えします。

 

・高濃度フッ素

歯を修復するフッ素は、溶け出したカルシウムイオンやリン酸イオンを歯に戻す「再石灰化」を促進して歯を修復し、酸に強い丈夫な結晶にします。また、ムシ歯菌の活動を抑えて酸を作りにくくし「脱灰」を抑制します。

・ハイドロキシアパタイト

ハイドロキシアパタイトは、エナメル質に浸透し、ミネラル成分が溶け出した部分にカルシウムイオンとリン酸イオンを補給し、脱灰した歯を「再石灰化」させます。更に目には見えないミクロの傷を埋め、歯の表面を滑らかにし歯垢や着色を付きにくくしてくれます。また虫歯菌や歯垢を吸着し除去する効果もあります。

 ・リン酸カルシウム
 ミネラル成分(カルシウム、リン酸)と唾液が一緒に歯の修復効果「再石灰化」を促進し、酸からのダメージを受けにくい歯にします。