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歯周病歯磨き粉

2022年11月22日 (火)

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歯周病は歯周ポケットに入った細菌が炎症を起こしたり、歯を支える骨を溶かしてしまう病気です。現在、歯周病が糖尿病や動脈硬化、心筋梗塞などの全身疾患と関連していることもわかっていますが、アルツハイマー型認知症を引き起こす原因の1つであるアミロイドβ蛋白の蓄積についてもお口の真菌や古細菌、歯周病菌等による感染症も原因であることもわかってきました。よってこの歯周病菌を殺菌、除去することが歯周病予防、全身の健康維持のポイントになってくるのです。

 

殺菌効果の高い成分

「クロルヘキシジンCHX」や「塩化セチルピリジニウムCPC」は口の内に浮遊にしている菌に対してより有効な成分です。更にCHXは滞留時間が長いのが特徴の内の一つです。「イソプロピルメチルフェノールIPMP」はネバついたの汚れ(バイオフィルム構成菌)に効果的な薬効成分です。これらの薬効成分は細菌に対して高い殺菌効果があるため洗口剤などにも使用されています。

 

炎症を抑える(出血を抑える)効果の高い成分

「グリチルリチン酸」はもっとも多くの歯磨き粉で配合される抗炎症剤です。また他にも「トラネキサム酸TXA」「イプシロン・アミノカプロンε‐ACA」も抗炎症剤で、TXAは止血剤としても有名で出血のある方におすすめです。またビタミンEの一種でもある「酢酸トコフェロールVE」は血行促進作用があり、積極的に歯肉を引き締めたい方におすすめで、歯肉上皮をバリアする機能と組織の修復を促す作用があります。

 

口臭予防

口臭の原因となるものはたくさんありますが、その多くは舌苔(舌の表面に付着した白いコケ状の菌)や歯周病菌だといわれています。殺菌作用や菌を洗浄する働きのある「ラウロイルサルコシンナトリウムLSS」がおすすめです。