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舌の汚れ、舌苔とは

2025年8月27日 (水)

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前回の舌ブラシに引き続き、今回は舌の汚れ、舌苔について深掘りしていきたいと思います。舌苔は舌の表面に付着する白い苔状のもののことで、口の中の細菌、食べ物のカス、剥がれ落ちた粘膜などが溜まってできたものです。健康な人でも薄く付いているのは普通のことですが、以下のような場合はより厚くなりやすく注意が必要になります。

 

★口の中が清潔でない −− 歯磨きが十分出来ていないなどの原因で口内環境が悪くなり、悪玉菌が増え、舌に食べ物のカスや細菌が残りやすくなります。

★舌の動きが少ない −− 通常、食事や会話の際に舌が動くことや、食べたり飲んだりする度に舌と口蓋との摩擦により舌の汚れが自然と除去される自浄作用があります。これらの動きが少ないと汚れは付きやすくなります。

★口が乾燥している・唾液が少ない −− 唾液には、食べカスや細菌を洗い流す作用や、細菌の増殖を抑える作用があります。口呼吸、ストレス、薬の副作用、特定の疾患(シェーグレン症候群など)などにより唾液の分泌量が減っている方は要注意です。

★全身の健康状態 −− 胃腸の調子が悪い時や特定の全身疾患の一症状として、またストレスや免疫力の低下など、全身の状態が舌に反映されることがあります。

★食生活 −− 甘い物や脂っこい物を多く摂ると、舌苔が増えやすくなります。またコーヒーやカレーなど色の濃い飲食物を摂取すると、一時的に舌に色がつくこともあります。

★舌の形状 −− 舌の表面にある糸状乳頭が長く角質化している場合や、舌に深い溝がある場合は、汚れが溜まりやすく、舌苔ができやすい傾向があります。

 

これらの要因が複合的に作用して舌苔が形成されます。舌苔自体は病気ではありませんが、厚くなると口臭の大きな原因になったり、細菌の温床となって誤嚥性肺炎のリスクを高める可能性もあります。また、味覚が鈍ることもあります。舌ブラシを使って日頃のお手入れに取り入れてみてください。